ゴミ処理場

基本愚痴の垂れ流しです。

工藤忍さんと、そのプロデューサーさんと、応援される人々

後数日で第9回シンデレラガール総選挙の投票期間が終わる。

 

始まった頃は1ヶ月という長い期間に思えたがいつの間にかここまできた。

 

私は例年通り担当3人に投票して終わり…ではなかった。

 

今年はボイスオーディションがある。上位たった3人だけ、曲付きでボイスが与えられる。

 

迷っていた。誰に投票するべきか、誰に投票したいのか。

 

身もふたもない話をすれば、「自分のボイスオーディションの票をあげるので総選挙の方で担当に票を入れてください」というツイートをすればそれでお終いではあった。

 

だが、どうにも気に入らなかった。別にそうすることが悪だとは思わない。総選挙で担当の順位をひとつでも上に押し上げたい、という感情なんて至極当然のことだと思う。

 

きっと「投票先に自分の意思が一切存在しない」ということが凄く嫌だったのだろうと思う。もしかしたら自分の1票で結果が変わるかもしれない。結果は変わらなくても、運営の扱いや対応というものが変わるかもしれない。そう考えると、他者に自身の投票先を決めさせると言うのはどうにも気に入らなかった。

 

そうして残り1週間になるギリギリまで悩んだ。そして決めた。

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今井可奈さんと砂塚あきらさん。この2人は単純に声が聴きたいから票を投じた。この2人がどんな化学反応を見せるのか単純に楽しみだったので票を投じた。

 

藤忍さんは少々事情が異なる。この子は「応援したいと思わせたから」「この子を応援しているPさんが報われて欲しいと思ったから」票を投じた。

 

話は脇道に逸れる。

 

私は工藤忍さんの知識が殆ど無い。知っていることとすれば「年齢身長体重スリーサイズ出身地」「フリルドスクエアという屈指の人気を誇るユニットメンバーの1人」「家族の反対を押し切って単身上京しアイドルになった」「今はその家族とも和解をしている」「自分は東京でも通用すると思っていた」ということぐらいである。

 

だが、「家族の反対を押し切ってアイドルになった」。ここだけで十分に興味は惹かれる。これだけではなく、モバマスの温泉イベントやテイルズコラボの時の北条加蓮さんとの掛け合いなど、パッと簡単に追うだけでも人の良さというのは凄く伝わっていた。

 

しかし、このような設定ならぶっちゃけた話ありきたりであると思う。というよりもっとぶっ飛んでいたり、いろんな思いを秘めているアイドルなんていくらでもいると思う。というか、そういう点では工藤忍さんより興味を惹かれるアイドルだっている。

 

また話は脇道に逸れる。

 

「どうしてかは知らないが無性に応援したくなる人」または「どうしてか応援したくない人」という人間に会った事は無いだろうか。後者は私はある。

 

高校時代、部活の顧問から「応援されるチームになろう」と口酸っぱく言われていた。当時は若く「応援されるなんて普通の事だろう、特に意識しなくてもみんな来てくれる」と物凄く甘っちょろい考えだった。

 

しかし時は流れて大学。私の大学のダンス部は世界大会に出場するなどバケモノみたいな成績を残していた。ダンス部に限らず、一部の部活は学校が力を入れるなど、朝晩や休日も練習に励んでいる部活もあった。だが、私は応援する気には全くなれなかった。

 

別に嫉妬をしている訳ではない。むしろ「大学生という自分の好きな時間がたくさん取れる期間を捨ててでも1つのことに打ち込むなんて凄い」と思う。なら応援する気になれなかったのは何故か。

 

答えは簡単、普段の態度だった。毎日毎日練習、友人とのコミュニケーションを求めたり、疲労が溜まるのも無理はない。講義中に寝るのも無理はないだろう。というか何もしていないのに爆睡している自分が言える立場ではない。

 

だが、それらは他社の妨害を行なっていい理由には決してならない。大声で騒ぐ、わざと音を立てる、他の学生の授業の妨害をする。意図的ではなくても決して許されるような事ではない。ましてや犯罪など以ての外。

 

彼らはそれらを全部やってくれた。華々しい結果、血が滲むような努力、己が積み重ねてきたもの。それらは己の行いで全て吹き飛んでしまうものなのだと、この時気付いた。同時に「応援されるチームになろう」という言葉の意味をやっと理解した。

 

話を戻す。

 

魅力的なアイドルは沢山いた。ただ、その魅力を無に返してしまうような言動も数多くとは言わないが幾つか見受けられた。もしかしたら私が勝手に冷めているだけなのかもしれない。というかそうなのだろう。それでも冷めた熱は戻らなかった。

 

藤忍さんのPさんは自分が見る限り、熱い人が多かった。どうにか興味を持ってもらうために全力を尽くす人が多く見られた。そもそも人当たりの良い人が多かった気がする。あくまで自分の観測内の話であり、実際は違うのかもしれないがそんな事はどうでもいい。

 

勝って欲しかった。というより、報われて欲しかった、と言ったほうが正しいと思う。トップアイドルを目指して走る彼女と、後ろから支えるプロデューサーの方々が。

 

結果が出るかどうかの保証はできない。それでも、彼女の熱さと、彼女を支えるプロデューサーの想いはしがない1人のプロデューサーにも伝わっている、貴方達の熱い想いは、覚悟は全力で伝わってきた。それは紛れもない真実であると、工藤忍さんに、1人でも多くの工藤忍さんのプロデューサーさんに届けばこの上ない喜びである。

 

以上になります。長々と臭い文章を読んでくださった方、本当にありがとうございます。

 

彼女が、彼女を支えるプロデューサーさんの方々が5月21日、歓喜の声や嬉し涙に溢れていることを願っています。